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2011/04/15

#002_FOCUS Izalco Pro2.0 [2010]

メインロードバイクFOCUS Izalco Pro2.0 [2010]。

ドイツのフレームメーカーFOCUSのフレームで、フラグシップバイクIZALCOのカーボングレードが2種類用意されていた内のグレードが低い方のフレーム。
Izalocoはコンポーネント違いなどで、Team、Extreme、Pro、Expert、Replicaなどいろいろ種類があったが、このブラック/レッド/ホワイトの3色構成に一目惚れし、Proをwiggleで購入。

このバイクもポンド安の影響で、最新のカーボンフレームにDura-Aceグレードのコンポでアッセンブルされていたにもかかわらず、25万円ぐらいで購入できるという破格の完成車だった。
そもそもFOCUSのバイクに興味を持ったのは、去年の春に合宿で行った「やまめの学校」での教習で、先生の堂城さんに勧められたからだ。「やまめ乗り」について話し始めると長くなるので割愛するが、やまめ理論上では、理想的なジオメトリーを持ったフレームがFOCUS CAYOということだった。
サイズは合わなかったが、先生のバイクにしばらく乗せてもらって、実際に体感した時にカルチャーショックを受けて、東京に帰る道すがら真剣に購入を考え始めたたのがきっかけだった。

CAYOはコストパフォーマンスも抜群に優秀で、確かに良いフレームだったけど、全体の印象が無骨で、デザイン的に受け付けない部分があったので却下し、グレードを上げて、同じジオメトリーを採用していたIzalcoにした。
前年の2009年にツールドフランスでチーム・ミルラムが駆ってデビューをし果たしたばかりの最新のフレームデザインで、cerveloが流行を作った極太ダウンチューブ&ボトム&バックステーに極細シートステーを採用していて、各パイプを流線型のデザインでつなぎ合わせているところが特徴的で、さらにBB30や内蔵ワイヤリングになっているところも意欲的で好感度が高かった。

どこにも破綻を作らずにフレームの一体感をデザイン的にも表現できているところはかなり秀逸だと思う。質実剛健の性能の上に、現代的なデザインが施されているところは、いかにもドイツデザインという感じですばらしい。
個人的には、トップチューブが他のブランドのカーボンフレームに比べ、よりホリゾンタルに近かったこともポイントが高かった。スローピングが悪い訳では無いのだけれど。


乗り心地は、軽量で剛性の高いレーシングロードバイクそのものといった感じ。
剛性はかなり高めで、ウィップする感じは微塵も無いけれど、強い力で踏み込むと良い反発感があって、グイグイ加速していく。加速感が楽しいのでつい踏み込んでしまい、気付くとクタクタになっていることが良くある。
レーシングフレームなので、カラダを鍛えて乗らないとフレームの性能の良いところをほとんどを引き出せないで乗ることになるところが、長所であり短所でもある。
平坦巡航で40km/h以上の速度で走って、やっとこのフレームの良い部分が味わえる感じがある。

購入後、ハンドルやステム、シートポストをFSAのものに換えたり、ホイールをFulcrum RacingspeedやZIPP404に換えたりして楽しんでいる。
サドルはSMP composite を使っているが、前乗りに向いていないので、近日中に別のサドルに交換する予定。
基本的にはブラックを基調として、レッドとホワイトのバランスを崩さないようにしてパーツも選んである。
時間とお金を掛けて選んだので、眺めても楽しめるところがかなりのお気に入り。
購入から1年近く経とうとしているけど、未だにまったくデザイン的な飽きがきてない。

とても良いレーシングロードバイクだと思う。


・FOCUS Izalco Pro2.0 [2010]




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